アニメのすべてが、ここにある。 AnimeJapan 2017 2017.3.23[THU]-26[SUN]


開催レポート

2017年3月23日(木)~26日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて開催した世界最大級のアニメイベント『AnimeJapan 2017』の開催レポートをお届け致します。

AnimeJapan 2017

AnimeJapan 2017大盛況のうちに閉幕!総来場者数「145,453人(前回比107%)」を動員!
AnimeJapan 2018 来年3月開催決定!!

2017年3月23日(木)~26日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて開催した世界最大級のアニメイベント『AnimeJapan 2017』は、過去最多の総来場者数145,453人(前回比107%)を記録し、大盛況のうちに閉幕した。
日本を代表するアニメ関連企業・団体200社[メインエリア169社156ブース、ビジネスエリア52社59ブース]が出展。
メインエリアでは、アニメ作品展示、グッズ販売、多種多様なコンテンツやサービスのPR、ステージ展開など、個性豊かな出展ブースがAnimeJapan 2017を彩った。
ビジネスエリアは、国内外の企業が商談や情報交換の場として活況の様相を呈し、前回よりも多い来場者数となり大いに賑わった。
3回目の開催となったファミリーアニメフェスタ2017は、子供たちに人気の作品が多数参加し、ワークショップやステージ、フードなど盛りだくさんの内容で実施。総来場者数は過去最多となる1万1770人を記録し、こちらも大盛況となった。
また、更に魅力的なアニメイベントを目指し、2018年3月22日(木)~25日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて『AnimeJapan 2018』の開催を決定した。

メインエリア

【RGBステージ】

こちらのレポートは下記リンク先よりご覧ください。
http://animeanime.jp/special/385/recent/

【オープンステージ supported by LIVE DAM STADIUM】

こちらのレポートは下記リンク先よりご覧ください。
http://animeanime.jp/special/385/recent/

【フードパーク supported by dアニメストア】

フードパークは大盛況。『進撃の巨人』や『ユーリ!!! on ICE』など、あたたかいご飯に舌鼓。

アニメ作品とコラボレーションしたフードを提供する「フードパーク」が、今年もAnimeJapanに登場。
「フードパーク supported by dアニメストア」と題し、dアニメストアでコラボメニューのアンケートを実施。7種類のメニューが決定し、昨年に続きあたたかいものを中心としたフードメニューを販売した。
『進撃の巨人』の「サシャのふかした芋たっぷりカレー」や『ハイキュー!!』の「坂ノ下商店の肉まんカレーまんセット」など、肌寒い会場には嬉しいフードの数々。他には『ユーリ!!! on ICE』の「ヴィクトルも大好き!ゆ~とぴあかつきのカツ丼」や『甘々と稲妻』の「つむぎも大好き豚玉お好み焼き」など作中に登場するフードもあり、写真を撮る人も多く見受けられた。さらにパッケージにもそれぞれの作品のキャラクターが描かれ、ファンにとっては“美味しい”と“嬉しい”の二度楽しめる内容だった。パーク内では、自身もアニメのキャラクターになりきったコスプレイヤーの姿も多く、フードを食べながら身も心もアニメの世界を楽しんでいる様子が多くうかがえた。

【コスプレイヤーズワールド】

『けものフレンズ』から『Fate/Grand Order』など人気キャラが集結!

今回も早朝7時から9時までの間に来場し早く着替えられる「早朝更衣室」を用意し、さらにAnimeJapanにて初の試みとなる、メイクと着替えが可能な事に加え、豪華特典もついてくる女性コスプレイヤー向けの「プレミアム女子更衣室」を実施した。
屋内コスプレエリアには、AnimeJapanロゴや木壁など5種類の背景パネルから撮影出来る「撮影用シチューション」を設置した。
お昼過ぎには外の駐車場を利用した屋外コスプレスペースも開放。解放的な環境下での撮影も可能とし、コスプレイヤーだけではなくカメラを持ったお客様で大盛況なスペースとなった。
今年は『けものフレンズ』を筆頭に、『君の名は。』や『地獄少女』、『ラブライブ!サンシャイン!!』、『ワンピース』、『銀魂』、『Fate/Grand Order』など新旧多彩なコスプレイヤーが大集合し、賑わいを見せた。

【オフィシャルグッズ】

オシャレなTシャツからAJガチャ、伝統工芸コラボグッズまで様々なグッズを販売!

今回のAnimeJapanで新登場の「デザイナーズアニメTシャツストア」は、“アニメTシャツに、デザインの力を”をコンセプトに制作・販売した。公式イラストはあえて使用せず、それぞれのデザイナーのアイデアとデザイン力をもってして“作品らしさ”と“オシャレ”を両立させた。
またAnimeJapan特製デザインの缶バッジが“ガチャガチャ”にて購入できる「AJガチャ」は2日目のお昼過ぎには売り切れとなってしまうほど大盛況となった。
「伝統工芸×アニメ」グッズは、「日常生活に、伝統とアニメを」をテーマとし、実際に使うことができる洗練されたデザインで、細部までこだわり尽くされた美しい仕上がりとなった。商品の隣には各工芸品の製作工程を写真付きで分かりやすく解説したパネルを設置した。
さらに今回は大ヒット劇場アニメ『君の名は。』で注目されるようになった伝統工芸品「組紐」のブレスレット作りを体験できるコーナーも設置し、非常に注目されるエリアとなった。

【アニメコラボレーション10選】

アニメと異業種によるコラボ10選は、『ラブライブ!サンシャイン!!』や『君の名は。』など、非常に見ごたえのある展示。

ジョッキー姿の描き下ろしイラストをはじめ、グッズ制作やブラウザゲーム、さらにアニメ特番まで制作する大型コラボレーション『おそ松さん』とJRAのコラボによる「走れ!おう松さん」の展示。展示エリア内は、『君の名は。』とサントリー、『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』とソニーといったアニメと企業のコラボレーションが並んだ。
『KING OF PRISM by PrettyRhythm』と女性だけが泊まれるカプセルホテル・秋葉原ベイホテルのコラボレーションを紹介し、ブース内にはカプセルユニットが登場。
特に目立ったのが、アニメと地域のコラボ施策である『ラブライブ!サンシャイン!!』。作品の舞台である沼津市とのコラボレーションとなっており、市内で行われた企画をマップで見せたほか、ラッピングバスも展示した。
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』は仙台七夕まつりで使用されたオリジナル七夕かざりを展示。25周年を迎えた『クレヨンしんちゃん』は、埼玉県春日部市のプロモーションを実施し、かすかべ防衛隊をデザインした鉄道模型を展示した。

クリエイションエリア

【セミナーステージ(クリエイター体験講座)】

こちらのレポートは下記リンク先よりご覧ください。
https://animeanime.jp/special/384/recent/

【Production Works Gallery】

アニメ製作のクリエイターが込める創作上の工夫や作品への想いが伝わる展示!

2016年に公開された劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』を題材に、「“エンドロール”で紐解くアニメの仕事」をテーマに、アニメ製作に関わる職種を資料ととともに解説。
その本編エンドロールから44種にもおよぶ職種をピックアップ。それぞれセクションの仕事内容を丁寧に解説するテキストと、原作者の青山剛昌氏をはじめ実際の作業担当者が自身の仕事内容について答えるアンケート形式のコメント、さらには貴重な制作資料やメイキング映像までがびっしりと並んだ。ギャラリー内を順路に沿って進んでいくだけで、アニメ製作の概要が見通せ、それぞれのクリエイターが込める創作上の工夫や作品への想いが伝わってくる展示となった。
アニメファンでも馴染みの薄いようなセクションまで、幅広い職種を網羅した情報量の多い展示だけに、ギャラリーは熱心にパネルを見入る来場者の姿で溢れ、なかにはメモを取る若者の姿も見受けられた。アニメ業界を目指す方にとってはよい道標となり、アニメファンやコナンファンにとっては作品をより深く楽しめる展示となった。

ビジネスエリア

【ビジネスエリア】

平日開催のビジネスエリアは来場者過去最多の4,051人を記録!

ビジネスエリアは、3月23日(木)・24日(金)の平日2日間に開催し、過去最多の52社が出展。来場者も過去最多の4,051人に達した。
開場前から、受付に列ができるほどの盛況ぶりで、様々な出展社と商談をする姿があちこちで見受けられた。今回は海外からの出展社も増え、国内外でのアニメの需要の高さが伺える。
前回も行われたアニメビジネスの相談役であるアニメビジネスコンシェルジュ、JETROによる海外バイヤーとのビジネスマッチング「AJ×JETRO Anime Biz Match」も盛況で、商談スペースは座る場所がないくらい大盛況だった。
また、今年から新たに登場した「アニメキャラクター紹介パネル」は、来場者にキャラクターの窓口企業を紹介するためのもので、近くに設置された用紙に作品や連絡先を記入することで実際に窓口企業へ届けられる。商談などで時間がない来場者に嬉しい、新たなビジネスマッチングを生むための施策となった。

【アニメビジネス大学】

アニメのプロモーションで大切なことは?「弱ペダ」と「Re:ゼロ」のPR担当者が伝授!

24日に行われた講座「ア二メを観ている人は誰? アニメの広がりとターゲット」では、亀山泰夫氏(一般社団法人CiP協議会)をナビゲーターに、東宝株式会社 下山 亮氏がTVアニメ『弱虫ペダル』シリーズのPR事例を、株式会社KADOKAWAの吉武真太郎氏がライトノベル原作でTVアニメが大ヒットした『Re:ゼロから始める異世界生活』のメディアミックス展開事例を紹介した。
まずは下山氏が『弱虫ペダル』シリーズのPR事例を紹介。当時、日本でサイクルロードレースがプロスポーツとして十分には浸透していなかったものの、熱いドラマやレースアクション、魅力的なキャラクターなどから、ユーザーがさまざまな入り口から幅広い楽しみ方ができる作品だと感じたという。
プロモーションにおいては、作品が持つ魅力を大きく出すところには大きく、その一方で男性女性などのターゲットに向けて細かくポイント化して打ち出すことを心掛けた。ユーザーそれぞれがそれぞれの楽しみ方で作品に触れてもらうために、クオリティの高いアニメ本編だけでなくさまざまな宣伝・商品企画を2013年から現在まで続けている。結果、TVアニメ版だけでなく劇場版も公開されるなど、深夜アニメとしては異例の長期シリーズとなったと言える。
「Re:ゼロから始めるメディアミックス生活 ~「Re:ゼロから始める異世界生活」展開事例~」と題して講義を行った吉武氏は、原作ファンを裏切らず、同時に新規ファンやライトなファン層を取り込むPR展開が大切だと語った。アニメ化前はシリーズ累計40万部の売上だったが、アニメ化してからは累計200万部を突破する大人気作に。ひとつの原作をコミカライズ、ゲーム、ラジオ、グッズ、アニメと幅広く展開していった。
吉武氏は、コアなアニメファンは舌が肥えているので、ただの萌え絵を使ったタイアップさえすればいいというわけではないとして、作品として、またコラボとしてクオリティの高いものであることが求めれると説明。さらに「アニメはあくまで2次展開で、原作ありきのものなので、何かを進めるには都度確認が必要になる」「PRは作品のニュース告知タイミングに合わせることで確実に届くように」「『運営はよく分かっている』とファンに感じてもらえるようなタイアップを行うこと」とコラボ展開における注意点をレクチャーした。

【セミナーステージ(ビジネスセミナー)】

こちらのレポートは下記リンク先よりご覧ください。
http://animeanime.jp/special/329/recent/

ファミリーアニメフェスタ2017

今回で3回目となるファミリーアニメフェスタは過去最高の来場者数1万1,770人を記録!

東8ホールにて開催したファミリーアニメフェスタは、全体のスペースも拡充し、出展数、参加アニメ作品も大幅に増加。総来場者数は過去最多となる1万1,770人を記録し、大盛況となった。
今回はベビーカー置き場、休憩スペースを拡充し、授乳室、おむつ替えコーナーを設置。小さなお子様連れでも安心して快適に過ごせる環境を用意した。
おもちゃ広場は、マット敷いたスペースで、アンパンマンのおもちゃで遊ぶことが可能。またトーマスに乗れる「レッツゴートーマス」も設置し、カメラを片手に見守る親たちの姿が印象的だった。
出展ブースの「バディファイトブース」は初心者でも楽しめる遊びかた教室もあり、子どもたちが夢中になっていた。
また、昨年に引き続き人気だったのが、クレヨンしんちゃんの「ふわふわエアートランポリン」。ハンカチづくりやアニメ作りを体験できるワークショップコーナーもすぐに整理券がなくなってしまうほど人気だった。