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前回のAnimeJapanでもご好評を頂きましたアニメと異業種とのコラボレーション事例を紹介する企画です。
今回は
“アニメ×伝統工芸”
をテーマにアニメ作品と伝統工芸を事前にマッチングし制作。
当日の会場ではその制作過程の紹介や実際の商品の展示・解説を行います。
また、47都道府県とのコラボ事例を展示紹介するなど、本企画を通じてアニメと異業種とのコラボレーションビジネスの可能性や具体的な方法をご提案致します。
※メインエリア(東展示棟) 観覧自由
アニメ×47都道府県 コラボレーション
近年、アニメと地域とのコラボレーションはますます活発になってきています。そこで、47都道府県の各地で行われたコラボレーションを調査し、そこから誕生したアイテム事例の展示を行います。また、アニメとのコラボレーション方法をわかりやすく解説する展示企画も実施する予定です。
47都道府県 展示予定タイトル:
北海道×銀の匙 Silver Spoon
茨城県×ガールズ&パンツァー
石川県×花咲くいろは
長野県×あの夏で待ってる
岐阜県×氷菓
静岡県×ちびまる子ちゃん
京都府×有頂天家族
広島県(竹原市)×たまゆら
徳島県×おへんろ。
福岡県×攻殻機動隊ARISE
沖縄県×はいたい七葉
ほか、人気作品と47都道府県とのコラボレーションアイテムを多数展示予定!
アニメ×伝統工芸
人気アニメ作品と日本の伝統工芸の限定コラボグッズを展示・販売!
古くより日本文化の発展を支え、多くの人々に愛されてきた「伝統工芸品」と「アニメ」がコラボレーションし、AnimeJapan
2015でしかゲットできない、スペシャルなグッズをご提供致します。
販売に関する詳細は
オフィシャルグッズページ
をご覧ください。
アニメ×伝統工芸 グッズ制作工程レポート
アニメと伝統工芸がコラボレーションした、オリジナルグッズが制作される過程を、会期当日まで数回にわたりレポートいたします!
日本が誇る工芸技術と人気アニメ作品とのコラボレーションによって、これまでにない輝きをもったスペシャルアイテムが制作されていく様子を、ぜひご覧ください。
「機動戦士ガンダム」
©創通・サンライズ
「屏風」
大人気作品『機動戦士ガンダム』と、日本が誇る伝統的工芸品「屏風」がコラボレーションした、特製金屏風を制作!
職人のコメント
「伝統工芸」と「アニメ」のコラボレーションの仕事を引き受けた理由を教えてください。
「屏風」という言葉を聞くと、美術品や高級品といったイメージを持っている方も多くいらっしゃると思います。もちろんそういった種類の屏風もありますが、屏風は元来、風よけや間仕切りといった用途で一般の人々に愛用させるもの、また、絵を保護し、残していくキャンパスのような用途もありました。つまり一般の方々の生活の身近なものであったものでした。現在では、部屋の様式が変わってきたり、海外の文化もたくさん取り込まれてきたりとなかなか身近に見ることも少なくなってきました。今回の「アニメ」とのコラボレーションを通じて、皆様に屏風の美しさ、素晴らしさを身近に感じていただければ、と思っております。
アニメファンに対して、屏風の楽しみ方・素晴らしさを教えてください。
今回製作する屏風は二曲一双といって、二つの屏風で一セットとなっております。飾り方も、繋げて並べる事もできますし、部屋の角と角に分けて飾り雰囲気を出す事もできます。また付属の「吊り金具」を使用すれば、壁に掛けて一枚の絵として楽しむ事もできます。今回は間仕切りといった屏風の機能性よりも、部屋に飾るインテリア性を重視したものなので、部屋に素敵な「和」のテイストを演出します。
本件の製作にあたり、意気込みをお願いいたします。
現在は時代も変わり、用途やイメージも変化していますが、現代の生活にもまた再度「屏風」を認識していただき、日本の伝統工芸品の素晴らしさや手作りならではの温かみといったものを感じていただけたらと思っております。
制作レポート【前半】
『機動戦士ガンダム』×「屏風」 AnimeJapan 2015限定 金屏風 の制作がスタート!
制作する金屏風は、ガンダム&シャアザクの描き下ろしイラストをデザインにあしらった、AnimeJapan
2015限定の特製金屏風です。職人の熟練の業が織りなす巧みな工芸技術によって、アニメの新しい魅力が引き出されます!
今回は、伝統工芸「屏風」の基礎が、職人の業と情熱によって出来上がっていく様子の一部をレポートします。
「木枠づくり・蝶番・骨縛り
「まず、国内産の杉を使い屏風の構造の根底になる木枠作りをします。角材の杉を鉋又は機械で面を綺麗に削っていき、釘や金具を使わずに接着剤を間に入れて金木槌で一つ一つ手作業で組んでいきます。
次に、屏風作りにおいて最も大切で要になる和紙の蝶番(ちょうつがい)を付けていきます。大きさに応じた枚数の和紙でできた羽根(はね)を木枠に貼っていきます。後に蝶番を組む際に緩みがおきないようきちんと木枠に接着していることに注意します。
下張り
本紙を貼る前の準備として下貼りをしていきます。まずは蝶番をつけた枠に基礎となる紙をはっていきます。通常、紙を貼る際は、紙の四隅に糊付けをしていきますが、強度を増すために枠の骨にも糊を付け、骨があばれないように紙に接着させていきます。
次に薄手の和紙を空気の層を作るためにずらしながら貼っていきます。屏風の大きさによって枚数は変わってきます。諸説ありますが、この時の面の様子が雨具の「蓑(みの)」に似ていることから、みの張りと言われています。
そして、薄い糊を全面につけた薄手の和紙を、なで刷毛でしわにならないように丁寧にみの貼りを施した上に貼り、空気の層を閉じ込めます。これにより一層強度が増されます。これを、みのおさえと言います。
制作レポート 【後半】
『機動戦士ガンダム』×「屏風」 AnimeJapan 2015限定 金屏風 の制作レポート後半!
今回は、伝統工芸「屏風」が、完成形へと作り上げられていく工程をご紹介します!
職人の業と情熱によって出来上がっていく様子の一部をレポートします。職人のきめ細やかな技巧とアニメがコラボレーションする過程を、ぜひご覧ください!
袋貼り、清貼り
みの貼りとは違う手法で和紙を袋状にして貼っていき、再度空気の層を作り強度を増し、本紙を貼った際にふっくらとした感じを出すために袋貼りをしていきます。これにまた薄い糊を全面につけた薄手の和紙を、なで刷毛でしっかりとしわにならないようになでながら、下貼り全体を押さえ込みます。これを清貼りといいます。
蝶番(組み合わせ)
羽根が付いている枠同士を組み合わせていきます。後に本紙、裏紙、へりを貼った時の厚みを考慮して、厚紙を挟み、隙間を作りながら組み合わせます。緩みすぎず、きつくなりすぎないような加減が大事になってきます。さらに強度を増すために一枚の和紙で覆います。
上貼り
下貼りをしっかり施した枠にいよいよ本紙となる紙を貼っていきます。まず、本紙の裏側に湿り気を与え、これにより、紙が伸び、乾燥させた後縮むのでしわの出ない綺麗な仕上がりになります。次に本紙の四隅に糊を付けていき、しわにならないようになで刷毛を使い、四方をおり込んでいきます。
裏紙
枠のサイズに裁断した布地を裏面に貼っていきます。本紙と同様に布地の裏に湿り気を与え、四方に糊を付け、なで刷毛を使い、おり込んでいきます。昔は裏紙に紙を用いていましたが、現在では丈夫さを持たせるために布地を使っています。
へり
本紙の四方に屏風らしさを出すためにへりを付けていきます。織物で出来ている裏打ちされた反物を枠の大きさに応じたサイズに裁断し、糊で左右ずれないように貼っていきます。またその内側に小べりと呼ばれる細いへりを付けていきます。
仕上げ(椽、金具打ち)
カシュウ塗りされた椽を枠の上下左右に打ち付けていきます。最後に椽の上に飾り金具を付けて屏風の完成となります。
『機動戦士ガンダム』×「屏風」 ガンダム・シャアザク図 金屏風 の完成形は、ぜひ会場の「コラボレーションショーケース」エリアにてご覧ください!
ほか、「アニメ×伝統工芸 グッズ」の制作工程は、会場の展示エリアにて公開!
販売に関する詳細は
オフィシャルグッズページ
をご覧ください。